ICFコア・コンピテンシー

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ICF コア・コンピテンシーとは

■ICFコア・コンピテンシーとは国際コーチ連盟では「ICFコア・コンピテンシー」というものを規定しています。英語で「ICF Core Competencies ...

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■ICFコア・コンピテンシーとは

国際コーチ連盟では「ICFコア・コンピテンシー」というものを規定しています。

英語で「ICF Core Competencies 」というのですが、日本語では「国際コーチ連盟が定める核となる能力水準」と翻訳されています。

よく、「ICFコア・コンピテンシー」のことを、
「私たちプロコーチが目指すものです。」とか
「プロコーチの指針です。」
といった話を聞くことがありますが、そうではありません。

「ICFコア・コンピテンシー」とはICFが認定するコーチは「すでに持っている能力なの」です。
コア(核)な能力ということは、この能力がなかったらICFの認定コーチじゃないよね、というようなものです。

要するに、ICF認定コーチはコア・コンピテンシーがあると認められたから資格を取得したということです。
逆にいうと、この能力がなければICF認定コーチにはなれません。

ICFの資格認定コーチであるということは、「国際コーチ連盟が定める核となる能力」があるコーチということなのです。

■ICFの資格取得してからのほうが重要

では、ICF認定コーチであれば全員がすばらしいコーチなのでしょうか?

それはお医者さんを参考にすると分りやすいです。
例えば、東大医学部卒の医師の資格を取得した医師はすばらしい医師なのでしょうか?

東大の医学部を卒業して医師免許を持っていいたら、ある水準の能力があることはわかります。
しかし、その能力の度合いというのは、その医師がその後どのくらい学んだかという医師の姿勢にも関わってきます。資格を取得しても怠惰だったら能力は落ちるでしょうし、日々学びを怠らずにいたら能力はますます上がっていくでしょう。
名医は医師の素養があるのでしょうが、一夜にして名医にはならないということです。

外科医だったら経験の浅い医者より、何百回も手術経験のあって治療が成功しているベテランの医師のほうがいいですよね。でも、治療してもらえるのにずっと待っていなければならないとか、高額な治療代を請求される可能性もあります。

ですが、名医といわれる腕のいい医師はすべて患者に信頼されているのでしょうか。
地元で小さなクリニックを経営している先生が患者さんからの信望が厚いこともあります。

要するに、一生懸命勉強してICFの認定資格を取得しICF認定コーチになるということは、最低ICFコア・コンピテンシーがあると認められたことになるのですが、そこからさらに自己の能力を開発していかないと維持できなくなるばかりか、腕が落ちるということになります。

コーチに医師の要素はありませんが、クライアントに対してコーチとしてのコーチング能力を持ち、信頼関係を作り、ともに歩いていく中で、さらにコーチ自身の能力を磨くことが必要になるのです。

すべて一人一人の考え方、在り方に関わってきます。

また、蛇足ですが、ICFの認定コーチになるということはICFの倫理規定とコア・コンピテンシーを遵守する
という誓約をしているということなので、これに反してはいけないのです。

もし、違反行為をしていたら、ICFからお声がかかって罰則を受けたり、資格剥奪なんてことも
あるかもしれませんねぇ~。

私たちコーチングを職業としている者の学びに卒業はありません。
ICFコア・コンピテンシーの理解を深め、実践を積んでいかなくてはならないのです。

2016年6月29 日

コーチングインターナショナル
ビジネス&パーソナルコーチ
荒木まさえ